環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2013年12月28日土曜日

今年もそろそろ終わりに近づいて・・・

年賀状も出し終わったし、お付合いのある業者さんも役所もお休みに入ったし、僕もそろそろ仕事納め、です。

***************************************

今年は今までに無く慌ただしい年でありましたが、来年も人々に喜ばれる、より良い建築を目指して、設計者として社会に貢献したいと思っています。

一年間、ブログを読んで頂いた皆様、どうもありがとうございました。
皆様にとって素晴らしい2014年になる事を祈願して、お礼の言葉とさせて頂きます。
画:hiromichi yasuda



2013年12月26日木曜日

体が資本

ここ数日、風邪を引いてしまって調子がイマイチ、仕事量も半分に落ちている。

つくづく体は大切にしないといけないと思った。
出来るだけ体を休めるようにしているのだけど、師走のこの時期、なかなか思うようにいかない。それが長引く原因にもなっている。

改めて、無病息災、予防が一番と思う。

・疲れを貯めない。
・寒むかったら放置しない(温かい服装)
・風邪かな?と思ったら、さっさと切り上げて早く寝る。
・普段から栄養をしっかりとり適度な運動。

と、まあ、今回の反省点を書いたけど・・・・
わかっちゃいるけど、なんとやら・・・・・・・・・・・・・


画:hiromichi yasuda

2013年12月23日月曜日

年の瀬の風邪

年末になって、風邪を引いてしまったみたい。
無理をしない程度に・・・と思っていても、いつの間にか体に負担をかけていたのか・・・歳なのか・・

温かいものでも食べて、お布団に包まって、ヌクヌクして少し休んだ方が良いかも。
画:hiromichi yasuda




2013年12月19日木曜日

「生活」について、改めて考える。

「生活」という言葉、漢字を見て、改めて考えてしまった。

生活の「生」は、生きるであり、「活」は「活き活き」の「活」である。
生活とは、本来人間が「活き活きと生きる」・・を意味している。

今度の震災で、東北工業大学の新井さんを中心に[仮設カスタマイズ研究会]という勉強会が組織されて、今、仮設住宅を本設住宅に転用出来ないか?という課題に取り組んでいる。

 仮設住宅は、「必要最小限」の設えで作っているので、シンプルで施工も簡単。パタパタ組み立てられて、作る人には非常に良く出来ている。

反面、味気ないというか、住む人には、生活の為の「何か」が足りない。
 「何か」というのは・・・・例えば、笑ったり、おしゃべりしたり、楽しくお食事したりする、人々が活き活きと生きるための人間の居場所。
その「何か」が足りないと、・・・それは「生活」を支える器とは言えないんじゃなかろうか?

今提案してるのは、ご近所さんとお話したり、日向ぼっこが出来る「広縁と庇」を加えた転用住宅。
たったそれだけのことでも、文字通り「生活」に近づけるのではないかと。


画:hiromichi yasuda



2013年12月15日日曜日

物忘れとキャパシティ

元々モノをよく忘れるほうだけど、ここのところ、ちょっと多いというか、うっかりミスが続いてマズいことになっている。

そろそろ、お年もお年だから・・という訳じゃなくて、原因は自分では解っていて複数の仕事を錯綜するようにやっているからだと思う。

スケジュールはバッチリで、キッチリこなしてるから、これぐらいの仕事量はへっちゃらと意識してるんだけど、[無意識]の部分に穴が開いててチョロチョロ漏れてるんですね。
自分のキャパシティを過信してるのかもしれない。

贈り物のお礼(連絡)や傘の置き忘れ・・・ぐらいから始まって、心配なのは、だんだん、だんだん、忘れるモノやコトが大きくなっている事。

チョロチョロ漏れてうちはまだしも、そのうちとんでもないモノを忘れちゃったりして。
そろそろキャパの限界というサインかも・・・

画:hiromichi yasuda


2013年12月12日木曜日

浅草のいいところ

ふるさとの、訛なつかし停車場の・・・・確か、中学の国語で覚えたんだったか・・・

先日、浅草で、夕方店が閉まりだした頃に仲見世あたりでウロウロした時、
駅へはどう行くか、靴屋さんに尋ねたところ、

「いいかいあんちゃん、この先を行くってーと十字路に出っから、そこーひだりぃまがって、スーッといきゃ突き当たりよ、(このすっとこどっこい)」
下手な再現だけど(勿論、すっとこどっこいもなかったけど)小気味の良い江戸弁で、捲し立てるように言われた。
ぶっきらぼうだったけど、いい感じのおっさんだった。

雷門のあたりまで来ると、今度は5・6人の集団が沢山いて、集団ごとに制服が違うから、地方から来た修学旅行生とすぐわかる。
「もう、しまっちょるね〜」
と残念がってるグループや(たぶん九州)

「はよせなあかんで〜。せんせ、来るで〜」
と急いでいるグループ(たぶん関西)

いろんな言葉なまりを聴いているなかに混じって、浅草っていいなと思った。
画:hiromichi yasuda





2013年12月10日火曜日

日本工業大学でのレクチャー

日本工業大学の小川先生の依頼で、今日、建築系の学生の前でレクチャーをしてきた。

最近の仕事やそれに伴って考えた事をまとめる良い機会になったので、ここ数日は写真や言葉を選びながらレクチャーの構成を考えた。

こう言っては元も子もないけど、いつも社会との関係を考えて仕事をしている訳では無くて(残念ながら)、行き当たりばったりだったり、むしろ業務に追われている事が殆どである。
こうして時間を与えて頂いて、やってきた仕事の社会的意義や価値を冷静に考えられたのは、本当に良い機会だった。小川さん、どうもありがとうございます。

今まで、無意識に、、、あるいはがむしゃらにやってきた事が整理されてくると、
「次」に何をやると良いか?、自分が本当に喜びを感じてしている事はなんなのか?朧げながら見えてくる。

まだ仕事を選ぶ立場でも年齢でも無いけれど、「与えられた仕事」が時に自分の中で重要であったり、モノ考えるきっかけになったりして、自分の履歴に位置づける事が出来た様な気がする。

60分もの長時間喋ったのは初めてだったけれど、それは仕事に含まれる情報量が多くなった証拠でもあり、僕にとっては喜ばしい事だった。
それだけ試行錯誤してきたということだから。

画:hiromichi yasuda





2013年12月8日日曜日

名前について

知合いのアーティストで、僕の事を「アンドー」さんと呼ぶ人がいる。

初めてお会いした時に「安田博道」と記した名刺を渡したのだけど、2回目にお会いしたときに「・・どー」さん、と呼びかけられ、聞き取れなくて何となく返事をした。

その後パーティでお会いした時は、はっきり「アンドー」さんと呼ばれ、
はは〜ん、間違えてるなと思ったけど、場の雰囲気で訂正はしなかった。
僕が建築家だから「アンドー」さんと覚えてしまったのかな?

4回目にお会いした時も、「アンドー」さんと言われて、さすがに訂正した方が良いかなと思い、「いや、実は僕、ヤスダなんですが・・・」と答えた。すると・・・
顔を真っ赤にして、「いや、申し訳ないです・・・ああ、そうでしたか、いや、申し訳ない・・・ホントに・・・」
すごく恐縮していたので、こちらも恐縮してしまった。

先日、「ヒロミチ」さん・・・と呼ばれ、誰だろ?と振り返ると、彼だった。
今度は間違っちゃ無いけど、「ヒロミチ」なんて呼ぶのは親か兄弟ぐらいだから、何となくコソバユイというか、照れくさい感じだった。

画:hiromichi yasuda


2013年12月5日木曜日

昔お世話になった、さくら樹脂

綱島にさくら樹脂という、アクリルなどプラスチックを加工する工場がある。
もう、10年も前になるけれど、建築家仲間で展覧会をやったのが縁で、アクリル家具や掲示板を加工してもらった。以前デザインした家具は、アクリ・ラックという名前で、今もさくら樹脂さんでネット販売して頂いている。
http://www.acry-ya.com/acry-ya_new/html/original/htm/a-910202.htm/acry-rack.htm

最近は、半年に一回アクリ・ラックの売上メールが届く程度で、数年前に引越した工場を訪れる事も無く、お世話になった割には疎遠になっていた。

先日、新しく始まる設計の現場を訪れた際に、偶然「さくら樹脂」の看板を見つけた。
「ああ、引越先はここだったんだ・・・」
急に懐かしさが込上げてきて、アポ無しで事務室に向かう。

事務室では、十数名のスタッフが働いていて、その奥に、当時お世話になった須藤さんがいた。
ひょっこり顔を上げた須藤さんは最初ビックリしたけれど、その後昔と変わらない笑顔で、
「ああ、ご無沙汰ですね」
と言葉をかけてくれた。


写真:jin hosoya






2013年12月2日月曜日

仕事の効率化は・・・難しい。

設計事務所の仕事は、なかなか効率化できない。
というか、単に僕が非効率なだけかもしれないけれど、図面やスケッチだけじゃわからないから、模型を作ってみたり壊してみたり、時間だけが過ぎていく。
なんでこんなに効率わるいんだろ?

高校の頃、英語が不得意だった。
コワい先生が揃っていて、なかでも某先生は試験で間違えると、ノートに10行、暗記する為に構文を書かされた。
10っこ間違えたら、100行、その構文を書き写さなきゃならない。
千本ノックみたいな、反復練習である。

ノートに書いている時、暗記そっちのけで、どうしたら時間短縮できるかばかり考える。
カーボン紙使って2ページ一気に・・・・いやいや、カーボン紙だと一目でバレちゃうから・・・
必死に考えた末、ふと鉛筆2本使ったらいける・・・・と鉛筆を2本を持って器用に構文を写し始めた。
すると・・・早い早い、いつもの[半分の時間]で、終わってしまった。
3本も試すが、さすがに無理だった。。。。