環境デザイン・アトリエ

横浜の建築家からのメッセージ。
日々感じた事を綴ります。

2012年9月30日日曜日

お金は経済の「血液」・・じゃなくて「電車」?

良く聞くのだけれど「お金は経済の血液」とか。
お金が循環することで経済が健全になる事のたとえが血液。

でも、僕は「お金は電車」と思っている・・・???

といっても僕のオリジナルじゃなくて、マルクスの考えだけど・・・
好況時と不況時を、急行電車と鈍行電車に例えている。
例えば、急行電車は「速い」から、横浜-渋谷間を1時間に2往復するとする。
対して、鈍行電車は「遅い」から、横浜-渋谷間を1時間に1往復するとする。

それぞれ一台づつしか走ってないとすると、自由が丘駅で渋谷行きを待っていると「急行」は一時間に「2度」来る。
鈍行は「1度」だけ。
自由が丘駅で待ってる人は、急行電車の方が「たくさん走っている」ように見える。

お金も同じで、好況時にはグルグル動いているから、給料沢山もらって沢山使う、不況時には動かないから、少なくもらって少なく使う・・ように見えるのだと。
お金の総量は変わらなくても。
画:hiromichi yasuda


2012年9月29日土曜日

ガブガブ水を飲むように吸収していく

オープンデスクで来ていた学生も今日が最後だった。

しかし、大学生がパソコンをカチカチいじっていると、若さが羨ましくなる。

「パワポ使った事ある?」
「ありません」
「ま・・・いいか・・・ちょっと覚えるつもりで、このデータをパワポでアニメーションにしてまとめてくれる?」

と言った、1時間後には、機能をどんどん習得して使いこなしている。
マニュアルを見るでも無く、使い方を聞くでもなく、どんどん身に付けるそのスピードにはちょっとビックリ。

「なんで、わかるの?」
「何となく、感覚で・・・」
「そっか・・・」
画:hiromichi yasuda





2012年9月28日金曜日

フットサルをやってみて・・・

先日、仲間達とやったフットサル。
体を動かす事に加え、広い場所で大きな声を出すのが思いの外気持ちよかった。

上手い下手はあるけれど、ボールを蹴り始めると、仲間の間でもイロイロ個性があって面白い。ドリブルでキープ力がある者、スペースに走り込む者、ゴールを死守する者とそれなりに適材適所がみつかる。

僕も、味方ボールになると真っ先に相手のゴールに向かってスペースに走り込む。気分は「日本代表」で最高潮に達するけれど、パスを受けると、途端に[しどろもどろのおじさん]に戻る。
画:hiromichi yasuda



2012年9月26日水曜日

フットサルをやることに・・・

今日、仲間とフットサルをやることになった。場所は翼スタジアム。

僕が?フットサル???

思い立って「フッと来る」事はあるけど、「フットサル」は初めて
・・・・・・・・・・
・・・あ・・いや・・


積極的にやろう!と言い出した訳では無く、誘われたので、まあやってみる?・・・みたいな、いつものパターン。

実は、小学校の頃はサッカー部に所属していた。背番号は14番
レギュラーを決めるミニゲームで、ゴール前の僕に絶好のパスが来た。
心拍数も最大になって、蹴り上げた右足は・・・あえなく空振り。

見事、補欠と言うポジションを獲得。

画:hiromichi yasuda








2012年9月25日火曜日

椅子に座って考える

椅子にもいろんなのがある。
カチッとしたものから、フワフワな物まで。

昔、倉俣史朗さんが、最高裁判所のインテリアについて興味深い事を言っていた。

正確には忘れたけれど、インテリアデザインがもうちょっと柔らかくなれば裁判結果が変わるかもね・・という趣旨だった。
例えば裁判官の椅子が、ゴッツイ椅子じゃなくて柔らかくてフワフワした椅子だったら、気持ちもゆったりして多少優しい判決が出るのでは・・・ということだろうか。

裁判所はさておき、例えば国連とか、お隣の国の人民大会堂とか、国会議事堂とか、難しい問題ほど・・・ゆったり座れる椅子のほうが、もうちょっと気持ちに余裕のある判断が出来ると思うんだけども・・・・
画:hiromichi yasuda





2012年9月24日月曜日

みんなの体操

NHKの長寿番組に、「みんなの体操」がある。
昔はテレビ体操と言っていたけど、物心ついた時には既にやってた気がする。

関心も無く、付けっぱなしのテレビを横目で見る事はあっても、積極的に見た記憶は無い。誰がコレ見て体操するんだろ?という・・・

今朝、みんなの体操が始まるので消そうとすると、番組冒頭で解説のおじさんが、
「血行を良くして体の疲れとストレスをとり・・・・」という言葉に・・ん??・・
スイッチを切る手を止めた。

二人のお姉さんが体操を始めると、僕も一緒に体を動かしてみる。

負担の無い、わずか5分間の体操だったけれど、終わった頃にはおでこのあたりにうっすらと汗が。・・・・・と同時に、少しサッパリした気分。

長寿番組はそれなりに意味があるんだな・・・と思った。
画:hiromichi yasuda


2012年9月23日日曜日

窓の話・・・養生がとれた

9月というのに、ずいぶん暑い日が続いていた。

僕のマンションは、外壁改修で養生用のビニルとテープで風も景色も閉ざされたままだった。
ちょっとでも外の空気に触れたいと思う時に限って、職人の几帳面さが邪魔をして・・・一ミリの隙もないほどピッチリ窓に貼ってあって、空気は微動だにしない。

先日、やっとその窓を塞いでいた憎々しいビニルが剥がれた。
ヤッターと思ったその日から・・急に涼しくなった。

寒くて、窓を閉めて寝た・・・・
画:hiromichi yasuda

2012年9月22日土曜日

子供が将来を考える時、とは。

昨日、オープンデスクの学生と話をしていた時、彼女が興味深い事を言っていた。

子供の将来について。
大人はよく、「〇〇ちゃんは、大きくなったら何になるのかな〜?」
と聞く。

彼女が言うには、子供にとっては自分が何になるか、あまりピンときてないのではないか?という事だった。
良きにつけ悪しきにつけ「今」が全て、その瞬間が子供達にとってはとても大事なんじゃないかと・・・

それは、大人の仕事場と子供達の環境が離れている・・という話に繋がる。

子供達が将来の夢を語るのは、イチローや香川選手のようなプロスポーツ選手が多い。
もう少し身近なところでも、昔は看護師さん、大工さん、消防士さんが上位だった。(最近はどうだろう?)

いずれも共通する事は、仕事をしている姿が子供にも見られる環境であった、あるいはあるところ。(ま、火事は頻繁に無いですけど・・・も)

改めて、「職場」が子供にとって身近で無くなって来たことに気が付いた。
画:hiromichi yasuda





2012年9月20日木曜日

[コミュニティデザイン]の山崎亮さん

ソーシャルデザインとか、コミュニティデザインとか・・・徐々に認知されつつある概念。
コミュニティデザインとは、人との繋がりや絆をどのように組み立てていくか?という事だが、この言葉の基を作ったのが山崎さんの活動だった。

今にして思うと、東日本大震災後の社会を準備した言葉であり、概念だったように思う。

山崎さんが関わった仕事で、海士町の街づくりがある。
そこは、島根県沖にある島で人口2500人程度の小さなの町である。

誰も知らないけれど、役所には「総合計画」というのがあって、町の方針を決めている。
町長さんは誰も知らないという事を問題にして、誰でも知っていて多くの島民が関われる、総合振興計画を作成した。
海士町のホームページから簡単に見る事が出来るので、ご紹介します。

1人でできること
10人でできること
100人でできること
1000人でできること


そこには、独りでも今すぐに始められる街づくり・・が書いてある。
画:hiromichi yasuda





2012年9月19日水曜日

黄金町で改修したレジデンス アーティスト・イン

先月、改修をした黄金町のアパートに欧米から来たアーティストが滞在を始めた。

このアパート改修は低予算だったこともあり、内装材を減らしていくことがコンセプトだった。予想以上に、仕上がりは気に入っている。

ギャラリーを設計した際に学んだ事だけれど、「やや物足りなさを残す」という試み。
ギャラリーがオープンへ

このアパートでも、天井、壁を取り払った後に塗装して終わり。
仕上がった時は「設計で何をやったの?」という感じだったが、その後、知合いアーティストにカーテンを作ってもらった。複数のポケットがついた、コンセプチュアルな楽しいカーテン。

今後はドアや壁に画を描いてもらう予定もあり、アーティストが滞在する中で、少しずつ描き換えられていくだろう。

先日、友人に写真を撮ってもらった。どんな風に写っているか?
仕上がりを楽しみに待っている。
画:hiromichi yasuda


2012年9月18日火曜日

サイエンスについて

先日、建築家のセミナーで、東大の駒場に行って来た。
暦本純一さんのお話を聞きに。

暦本さんは、東大の教授で、ソニーコンピュータサイエンス研究所の副所長という役職で、人間とテクノロジーのインターフェイスがご専門。ちょっと肩書きに圧倒されるけど、でも研究内容はとても身近なものだった。

研究室で面白かったのは、笑顔を見せないと開かない冷蔵庫。
カメラセンサーが、笑顔を認知して、okだと開く。
プンプン怒っていると、食事も出来ないし、ビールも飲めない。
やっぱり食事は楽しくとりたいから、笑顔。

『楽しいから笑うのではない。笑うから楽しい』・・・ウィリアム・ジェームズ

建築でも、笑顔でないと開かないドアとか、笑顔でないと点灯しない電気とか、笑顔でないと流れないトイレとか・・・作ろうか?!

疲れて帰って来ても、玄関先で、ニコッ!
仕事を始める前にパソコンの前で、ニコッ!
トイレでスッキリした後に、ニコッ!

明るい生活になりそう。
画:hiromichi yasuda




*インターフェイス
インターフェイスというと分かった様な分からない様な感じだけど、暦本さんの功績で最も分かりやすい例は、iPhoneのタッチパネルの開発。指でシュッシュッとやったり、二本指を拡げたり縮めたりするアレ。
2000年前後に大凡の仕組みは出来ていたようで、iPhone登場はそのずっと後になる。



2012年9月16日日曜日

黄金町での結婚式

昨日、黄金町で友人建築家(石原さん)の結婚披露宴があった。
会場は、京浜急行の日ノ出町から黄金町の間の高架下。

10年前だと、ここでパーティを、しかも結婚式など開くとは誰も想像しない場所だったけれど・・・

町を変えるのはいろんな人の努力があってのことで、ココは、そのお手本のような場所。

石原さんも黄金町の街づくりには汗をかいている一人で、自らがこの場所を華やかな姿に変えるべく、一役買って出た。
案の定というか、想像を上回る楽しいパーティだった。
素敵な披露宴でした。石原さんおめでとうございます。

(こうしたブログを書いている場合か、とツッコミが入りそうだけど。。。)
写真:hiromichi yasuda





2012年9月14日金曜日

眠りについて

夜はグッスリ寝ている・・・と思う。
床に入ったら10分経たずに記憶が無くなるし、早朝に目が覚める事もない。
だから、グッスリ寝ている・・・と思う。

ただ、若干の不安を感じるのは、仕事中、猛烈な睡魔に襲われることがある。

午後に電車に乗ろうものなら、あっという間・・・一駅過ぎないうちに眠りにつく。
しかも中途半端な意識が残っていて、口を開けて、やや上方・つり革あたりに顔を向けている自分を感じつ・・つ・・・つ・・・・・・・グー・・・

本当に夜、グッスリ寝ているのかしらん?
画:hiromichi yasuda






2012年9月13日木曜日

オープンデスク

設計事務所には「オープンデスク」という制度がある。
そのまま訳すと「開いた机」となるけど、要は、建築を学んでいる学生が事務所を訪ねて、職場を手伝いながら勉強する、という制度である。

医師の世界では、学生から社会人に成る間に、インターン制度(大学のキャンパスから出て、医療現場を経験する)があるけれど、それに近いかもしれない。

夏休みを利用して明治大学の学生さんがオープンデスクで来ている。
性格はおっとりした感じだが、素直な子で真面目に働いている。

のんびりした表情の奥に、時折、不安げな真剣な眼差しを見せるときがある。
[設計は、私が一生を賭す]価値ある仕事かうかがっているような。

いきなり核心を突いた表情にドキッ・・とする。
画:hiromichi yasuda




2012年9月12日水曜日

窓から見える風景

窓の外から、ミニラ(ゴジラの息子)の鳴き声が聞こえてくるから目をやると、幼児の団体さんだった。

事務所の前は大岡川が流れていて、桜並木の通りは散歩にうってつけ。
いつもは、ジョギングおじさんとか、高校ボート部、お散歩のおば樣方などが登場するけど、今回は泣声付きの珍客だった。

やや時間にゆとりができたので、こんな珍客も微笑ましく映る。

ちびっ子達は概ねおとなしく川を眺めていたが、
独り大きな声で・・・しかも、その声が「え〜ん、え〜ん」ではなくて、「ぐぎゃ〜、ぐぎゃ〜・・・ふ・・ぎゃ〜・・・」
小さい体力を振り絞って、腹の底から「ぐぎゃ〜、ぐぎゃ〜・・・ふ・・ぎゃ〜」

たぶん、今日の夜はぐっすり眠るに違いない。
画:hiromichi yasuda




2012年9月11日火曜日

改めて窓の大切さを知る

建築工事で、塗装工事をする際に「養生」をするのはご存知だろうか?

「養生」ってったって、健康の為に体の調子を整える事じゃありませんよ。
今日は、むしろ不健康な話。

現在、僕のすんでいるマンションが外壁改修工事をしていることは以前書いた。
マンションの外壁改修
工事は着々と進んで、今は外壁タイルに塗装をする段階。

塗装の際には、仕上げ以外の所に塗料が付着しないように、シートで覆ったりテープを貼ったりして「マスキング」する。・・・それを「養生」と言う。

ところで、外壁で、塗装をしない部分は・・・・・・・そー、窓。
我が家の窓は全てビニールのシートで養生されてしまった。

窓がマスキングされたら、どうなるか?
わかり易く言うと、顔をコンビニ袋でマスクしたようなもの。
苦しそうでしょ?

ま、、苦しかないけど、風景は閉ざされ、風は入らない。
昨夜は寝苦しくて、・・・・改めて、窓の大切さを知ったのだ。(総理は野田)
画:hiromichi yasuda






2012年9月10日月曜日

やっと長い一日が終わる

終わった、終わった〜 

たった今、締め切りの図面を先方に送っちゃいました〜

怒涛の一日が、終わったときのポッカリした感じが「いいね」
・・・・
ふう・・
・・
・・


帰ろ。



画:hiromichi yasuda



2012年9月9日日曜日

新しい高校の友人

若い時の友人は、一生の友達になるという。

大人社会には、本音と建前、表と裏などの対概念があるけれど、
若いときは本音も建前も表も裏も未分化というか、その全てを認めて友人になるから一生の友達になるのだろう。

不思議なのは、[新しい]高校の友人。
新しい高校の友人というのも変な言い方だけど、同窓会の準備を通して知り合った高校の同窓生。

同窓会の準備は、ボランティアだからビジネスとは無関係。全くの無償。
お互いに利他的なところが信頼に繋がる。
でも、ビジネスで鍛えた能力は最大限発揮されるから効率的だし質も高くなる。
自分に無い能力が尊敬に繋がる。

あえて口には出さないけれど、やっぱり一生の友達だと思っている。
画:hiromichi yasuda


2012年9月7日金曜日

建築家にとって、良い仕事とは?

「建築家にとって、良い仕事とは?」。。。ちょっとダイソレタ題にしてしまった・・・

先日、横浜市のプロポーザルで、小学校のトイレ改修の仕事を獲得出来た。
こう言うと身も蓋もないけど、10年前だとだれも応募しないような仕事(トイレ改修)にも関わらず、13者のオファーがあり、11者が提案した。

今の建築業界は厳しい・・・・

バブルの頃、建築家にとって良い仕事とは、「新し」く「オリジナリティ」があって、「可能性」がある「個性的」な仕事が良しとされていた。
僕らは新しい建築のために、日夜アイデアを考えた。
勿論、今でも間違ってはいないと思う。
ただ、強引に意見を通す姿勢が、使用者、いわゆる他者を顧みない建築家の傲慢に映った事も少なからずあった。

建築業界の不振もあるが、3.11以降、少し風向きが変わって来たように思う。

小学校のトイレ改修に戻るけれど、改めて他者の視点に立った設計を考えている。学校の先生やちびっ子に受け入れられる、これも一つの「建築家にとって良い仕事」だと思っている。
画:hiromichi yasuda


2012年9月6日木曜日

マンションの外壁改修

自宅のマンション改修が始まった。
我がマンションの外周は、仮足場が組上がり青いブルーシートですっぽり包まれた。

我が家をざっと説明すると、地上5階建ての集合住宅。そこの4階に僕は居住。
ペンシルビル(鉛筆ビル)で、4階は全て我が家。だから窓も多い。
(・・と言っても、とっても狭いので・・想像を膨らませないように・・)

隣接するビルが無いので、風景はパノラマで見れるし、風通しは良いし、部屋は明るいし、とても気に入っている。

今朝の事、ベッド脇の窓のすぐ先に仮足場が組上っていて、誰かが居る気配がして・・・目をやると、そこに工事のおじちゃんが。
距離にして1m足らず。
ぎょぎょぎょ!
勿論、あっちはあっちで、マズい顔して視線をそらしてたけど。

・・・・とにかく、工事、早く終わって欲しい〜・・・・
画:hiromichi yasuda


2012年9月5日水曜日

秋の夜長と、三島由紀夫

昨日まで、打合せやらその準備やらで大変だったけど、やっと一段落ついた。
その上、朝夕が涼しくてだいぶ過ごし易くなってきて、
こんな時こそ…読書!

昨夜、久しぶりにゆっくり読書が出来た。
三島由紀夫の「レター教室」という本があって、これがなかなか面白かった。面白いというか、スリリングというか。

元々、三島由紀夫という作家、それ程好きな作家ではないのだけれど、キャラ設定が上手くて・・・いるいる、こういう人!・・・という感じが楽しい。
しかもちょっと妖艶というか、悪の香りがするキャラだと心理の機微が生き生き描かれていて、思わず引込まれる

相変わらず「好きな作家」では無いけれど、ちょっとヒンヤリする話なのでこの季節にはピッタリ。・・・・・・・・・・・・・・・・楽しく読んでいる。
画:hiromichi yasuda


2012年9月4日火曜日

「Arts&Life:生きるための家」展

先日、東京都美術館にArts&Life:生きるための家」展を見に行った。
若手建築家による、39戸の新しい住宅の模型展。

提案内容もさることながら、建築の展覧会には珍しく老若男女の多くの人が来ていた楽しい展覧会だった。

ちびっ子達は、模型を覗き込んで、内部空間を体験しながらお母さんに説明を聞いている。お母さんは、「ここがキッチンでお料理作るのよ〜」と答える。

模型展の醍醐味は想像の中での追体験にあって、家族いっしょに語り合えるのが良いところ

動物園やコンサートホールもあって、休日の上野はなかなか楽い。
写真:hiromichi yasuda



2012年9月3日月曜日

瓜二つ

友人の息子さんの写真をみたら、それが友人に良く似ていた。
本人はそれ程でも?という感じだったけど、他人が見たら間違いようがないほどソックリ。

そういえば、よく似ている人を「瓜二つ」という。
なんで、瓜だったのか?・・「茄子二つ」でも、「キュウリ二つ」でも良いと思うけど、瓜二つ。

気になったので、調べてみたら「二つに割った瓜」のように似ているとのことだった。
それでも疑問は晴れず、「カボチャ二つ」でも、「りんご二つ」でも良さそうに思うけど。

毛吹草という江戸時代の書物に「似たものぞ二つに割つた瓜と瓜」というのがあるそうだ。作者は、二つに割った瓜は中身もソックリ・・・・と言いたかったのかしらん。

自分の事だけど、最近つくづく、顔は父親に、性格は母親に似ていると思う。

画:hiromichi yasuda